ホームディレクトリのアクセス許可がフルコントロールでないと保護ビューで Microsoft Office ファイルが開けない
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Windows (NTFS) で個人用ホームディレクトリ (C:\Users\*) のアクセス許可を「フルコントロール」ではなく、「変更」にしたところ、Excel, PowerPoint 等の Microsoft Office 製品で、リモート取得したファイルが開けなくなりました。どうやら保護ビューが使われる場合に例外なく開けなくなっているようです。
結論としては、AppData 以下 (%USERPROFILE%\AppData\Local\Packages\oice_*) にサンドボックス領域を作成する際に整合性レベルを設定する動作があるところ、これについての権限が不足するためというのが答えのようです1。
OS のホームディレクトリそのものの権限については触らない方がよさそうです。

参考資料
NTFS の ACL には継承の仕組みがあるので、下位にも影響しこのようなことになる。 ↩︎